MDCTとは?(Multi detector-row CT)

MDCTとは多列検出器CTのことで、X線を受ける検出器が16列あります。
従来のCT装置では検出器は1列しかありませんでしたが、本装置では検出器が16列もあるため、きわめて多量の情報を短時間に得ることができます。短時間に広い範囲を検査することができるため、呼吸を止める時間や回数が少なくなり検査が楽になりました。
また、精密な画像が得られ、得られた画像情報を再構築することで多方向の断面や、3D(立体)表示が可能となり、小さな病変をも見つけられるようになりました。造影剤を用いた検査では腫瘍などの血流の豊富さや、他の臓器、組織や血管などとの関係がわかり、腫瘍の良性悪性の診断や、腫瘍の進展範囲をより正確に診断することができるようになりました。さらには、その画像処理能力の早さを生かし、リアルタイムに画像を見ながら経皮的肺針生検やマーキング(腫瘍への印付け)にも用いられています。
- 装置
- Phillips製 Brilliance 16 (撮影室10)
より精密な検査が可能
マルチスライスCTのスピードを生かし、より薄い断面を撮影し、そのデータをもとに様々な断面を表示させたり、血管や骨、臓器などを立体(3D)表示させることが可能になりました。 病変の正確な位置や大きさ、状態がわかるようになり、診断・治療に活かされます。
検査内容について
CTによる検査対象部位は頭部・胸部・腹部・下肢と、人体のあらゆる部位に使用しています。撮像する部位により若干の異なりはありますが、基本的にはベッドに仰向けに寝ての検査になります。検査時間は撮影部位によっても異なりますが、単純撮影で2~3分、造影撮影で10~20分程度です。基本的には寝ているだけで終わる検査ですので、リラックスしてお受け下さい。
CT検査における注意事項
CTによる検査対象部位は頭部・胸部・腹部・下肢と、人体のあらゆる部位に使用しています。撮像する部位により若干の異なりはありますが、基本的にはベッドに仰向けに寝ての検査になります。検査時間は撮影部位によっても異なりますが、単純撮影で2~3分、造影撮影で10~20分程度です。基本的には寝ているだけで終わる検査ですので、リラックスしてお受けください。
事前の準備
撮影時には、撮影する部位にヘアピン・アクセサリー・補聴器・入れ歯・使い捨てカイロなどの金属類がないようにして、必要であれば検査衣に着替えをしていただきます。
単純検査は、特に飲食物の制限はありません。
造影検査時は、
- ・検査が午前の方は、当日の朝食は摂らないで下さい。
- ・検査が午後の方は、当日の昼食は摂らないで下さい。
- ・水とお茶は制限していませんので、ご自由にお摂り下さい。
- ・服用中の薬は、医師の指示がない限り通常通り服用して下さい。
造影剤についての注意事項
造影剤という薬を注射して検査を行うことがあります。
以前に使用して気分が悪くなったり、蕁麻疹などの出た方はお知らせください。
また、喘息やアレルギー体質と言われた方も検査前にお知らせください。
造影剤を注射すると体が少し熱くなりますが、すぐに落ち着きますので心配なさらないでください。
もしも、気分が悪くなったり、吐き気がしたり、息が苦しくなったり、体がかゆくなるようなことがあればお知らせください。
以下の患者様は特にご注意ください。
- ・気管支喘息の患者様
- ・腎機能低下の患者様
- ・マクログロブリン血症の患者様
- ・多発性骨髄腫の患者様
- ・褐色細胞腫のある患者様(その疑いのある患者様)
検査終了後
検査終了後、造影剤は尿として排泄されますので水分をいつもより多めに摂ってください。
造影剤の副作用が検査終了後から一週間ぐらいの間に現れる方がまれにいらっしゃいます。気分不良や蕁麻疹などの症状が出たら、当院にご連絡ください。
内臓脂肪CTについて
内臓脂肪症候群:メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪がたまるタイプの肥満に加え、高血糖、高血圧または高脂血症のいずれかを2つ以上合併した状態を指します。
この条件を満たすと、動脈硬化性疾患の発生リスクが、相乗的に高まることが知られています。
厚生労働省による平成16年の、国民健康・栄養調査結果では、40~74歳の男性の2人に1人がメタボリックシンドロームもしくはその予備群であり、その総数は男女併せて約1960万人に及ぶと報告されています。
増え続ける医療費の抑制のためには、死因の約3割を占める心臓病や脳卒中の予防対策が重要であることから、今、メタボリックシンドロームの早期発見が注目されています。
2005年4月の日本内科学会総会にて発表された、日本のメタボリックシンドロームの診断基準には、次の記述があります。
『内臓脂肪型肥満は、臍レベル腹部断面での内臓脂肪面積100平方cm以上とする。
ただし内臓脂肪面積を直接測定することは健康診断や日常臨床の場では容易ではないため、腹囲の測定により代用し、男性85cm以上・女性90cm以上を内臓脂肪型肥満と診断する。しかし、可能であれば腹部CT撮影等により内臓脂肪面積を精密に測定する方が好ましい。』
インプラント術前診断用CT検査・撮影のご案内
歯科開業医様からインプラント埋入時に必要な計画用CT撮影の依頼を承っております。
インプラント埋入位置をシミュレーションし、安全で精度の高い手術をサポートします。
インプラントCT値段
上下顎共
DICOMデータのみ 15,750円(税込)
※画像処理は行っておりません。
フィルムが必要な場合、別途700円/枚必要になります。
CD-Rをご持参されない無い場合、別途500円/枚必要になりますのでご注意ください。
お申し込み方法
出来るだけ患者様の待ち時間が無い様に、予約制を取らせていただいております。
対応日
月・水・金の午後から予約お受けいたします。
お急ぎの場合は、当院CT室までご相談ください。
なお、撮影にかかる時間は、5~10分程です。
検査後お渡しするCDデータ作製もあわせて15~20分程でお持ち帰りいただいております。
CTに関するQ&A
- CTって普通のX線検査とどこが違うの?
- 従来のX線検査では、造影剤を使わなければ写し出せなかった実質臓器(肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・膀胱・子宮など)を写し出すことができます。
また、通常のレントゲン写真では任意の平面としてのみ写真で写し出されますが、CTでは任意の断面をTVモニタで確認します。
細かい間隔で連続して撮影した場合は、横断面や縦断面など任意の断面像や3D画像に変換して見ることができます。
使い方によって色々なことができるのですが、被曝線量も多くなってしまいますので、健診の場ではできるだけ少ないX線量で検査できるよう留意しています。 - 造影剤とは?
- 造影剤とは、ヨードを含んだ液体の薬で、病変を明瞭に確認できたり、血管の状態を評価するのに役立ちます。
通常、腕の血管(静脈)より注射し検査を行います。
まれに副作用(アレルギー)が起こる場合があります。
軽い症状はくしゃみ、吐き気、かゆみなど、きわめて稀ですが重い症状は血圧低下、呼吸困難などを生じることもあります。
当院では、こうした副作用に対して万全の体制をとっています。 - 造影剤は何故必要なのですか?
- CTは従来のX線撮影では写し出せなかった部分まで、比較的簡単に撮影できるようになりました。
例えば脳の出血や肝臓の腫瘍などでは、検査時期によって正常でないことは認識できるものの、出血直後や腫瘍の性状(良悪性など)に苦慮することが生じます。このような場合、造影剤を使用することでより質の高い情報を得ることが可能となります。一般には、造影剤を使用しない時期の画像と、造影した後の画像を比較しながら精度を高めています。造影剤はより正確に診断しやすくするために必要とされています。
ただし、脳CTや肺がん検診などでは、事前に何らかの疾患が分かっている場合を除き、造影することはありません。 - MRIとCTとの違いは?
- 外見上は似ていますがMRIはX線を使わない点がもっとも異なるところです。
MRIは強力な磁場をもち、体内の水素原子に働きかけます。そのときに生じる信号の強弱をコイル(アンテナ)で拾い集め画像表示します。
CTがあまり得意でない領域(頭部でも目や鼻の周辺などの骨に囲まれた部分や筋肉など)をもっとも得意とします。また、CTに比べ任意の方向の断面像を見ることに長けています。
しかしCTはMRIに比べて検査時間が短いという特徴があります。検査目的によりCTとMRIは使い分けられています。
一般に、胸部や腹部の検査、手術で金属が体内にある場合などではCT検査、脳神経領域や婦人科領域、整形領域ではMRI検査が中心となることが多いようです。











