消化器センターのご紹介
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消化器センター

当院消化器センターは、食道、胃、十二指腸などの上部消化管、小腸、大腸など下部消化管や肛門、さらに肝臓、胆嚢、膵臓など消化器領域全般にわたって広く診療を行っております。消化器内科、消化器外科、放射線科の医師約12名で構成されており、それに加えて4名の看護師、4名の臨床検査技師が診療に加わっております。
診療内容は内視鏡での検査、処置が中心となっています。そのためスタッフの各人は関連学会専門医や内視鏡検査技師の資格を取得しており、受診される方々に最高、最適な医療を提供出来るよう努力しております。

スタッフ紹介

  • 西岡 昭彦  (外科部長・消化器センター長)
  • 西尾 吉正  (6階病棟部長・外科医長)
  • 西 憲義    (消化器センター長補佐・外科医長)
  • 日高 敏晴  (外科医師)
  • 前田 彰宏  (内科医師)
  • 佐伯 綾子  (内科医師)
  • 前川 透    (非常勤内科医師)
  • 堀 博之    (非常勤内科医師)

学会施設認定

  • 日本消化器病学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会認定施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設

検査・治療の特徴

当院では、内視鏡の苦痛軽減を目的に、

★意識下鎮静法(conscious sedation)を導入
ご希望に応じて薬剤を使用し、苦痛のない状態で検査や処置を受けて頂けるようにしております。
※薬剤の準備が必要ですので、事前の申し込みが必要です。

★胃内視鏡と大腸内視鏡が必要な場合
時間的な負担を軽減する目的で、胃と大腸の内視鏡検査を1回のご来院で同時に連続して出来るような体制も採用しています。
※詳しくは担当医にご相談ください。

吐血、下血などの一刻を争うような救急医療は、常時すみやかに受け入れられる体制をとる一方、慢性肝炎など長期療養を要するような疾患に対しても、適切な診療を受けていただけるようきめ細やかな配慮を致しております。特に日ごろより心掛けておりますのは、受診される皆様に負担のない治療を行うことであり、内視鏡や超音波を用いた非侵襲的な処置や治療を重視しています。つまり、食道静脈瘤、潰瘍や炎症による消化管出血は勿論のこと、胃、大腸などの消化管ポリープの切除、胆道結石の摘出、胆道閉塞による黄疸の解除などに対し、内視鏡を使って積極的な診療を行っています。また、同様に食道アカラシアや種々の原因による消化管狭窄の拡張にも内視鏡を駆使しております。さらに、超音波下搾刺術を併用した胆道閉塞による黄疸の治療や、肝臓をはじめとする膿瘍や嚢胞の加療も得意としております。 これらの治療方針により、たとえ入院での治療を受けられる際にも、すべての消化器疾患に対し、入院期間の短縮を常に考慮するなど出来る限り短期の療養を図り、入院治療、外来治療を問わず患者様の早期の社会復帰を目標としております。
また、当院は消化器センターを擁しており、消化器疾患に関連する他科の医師とも常に緊密な連携をとりながら活動しております。

症例数・手術実績

  2015年
(平成27年)
2016年
(平成28年)
2017年
(平成29年)
上部消化管内視鏡検査 7550 7657 7370
下部消化管内視鏡検査 2046 2043 1838
大腸ポリープ切除術 314 314 207
胆膵内視鏡、砕石術 6 4 5
胃瘻造設術 8 9 6
胃内視鏡的粘膜下層剥離術 13 14 15
大腸内視鏡的粘膜下層剥離術 20 23 24
総件数 9,957 10,064 9,465

内視鏡的大腸ポリープ切除術

大腸ポリープは近年増加している疾患のひとつで、健康診断の便潜血検査や内視鏡検査あるいは血便などを契機に多く発見されます。従来より当院では内視鏡による大腸ポリープ切除に力を入れており、早くからクリニカルパスを導入し、上質かつ均質な医療の提供に努めてまいりました。
通常、一泊二日と二泊三日のプランをご用意しております。一泊二日のプランでは、ポリープ切除当日の朝に入院していただき、同日午後にポリープ切除を行い、翌日は出血などの合併症が無ければ退院という予定になっております。但し、曜日やポリープ切除の時間帯によってはポリープ切除前日より入院していただく二泊三日の設定のみの日もあります。高齢などの理由で下剤などの前処置に不安がある方には、ポリープ切除の前日より入院していただき、大腸ポリープ専用の食事を摂取していただき、病棟で下剤を内服していただく二泊三日のプランをお勧めしております。

【内視鏡機器】

当院では主にオリンパス社製内視鏡を使用しております。昨年度よりハイビジョン対応の内視鏡や、近年話題のESD(内視鏡的胃粘膜剥離術)に対応できるウォータージェットタイプの内視鏡、そして経鼻内視鏡を導入し、様々なシーンに応じて使い分けております。

【内視鏡的ポリープ切除術の手順】

大腸内視鏡を用いて切除します。基本的な原理は、大腸ポリープの基部にスネア(電気メス)を架けて、電気で切除します(図1)。しかしながら、大腸ポリープの血流が多い場合、太い血管が入っていた場合、切除後に出血を来すことがあります。また、電気で焼灼するため、穿孔(孔があくこと)の可能性が考えられます。それらを予防するため、あらかじめ大腸ポリープの基部に血管収縮剤を含んだ生理食塩水を注入し、ポリープを栄養している血管を収縮させ、スネアの熱を吸収させます(図2)。切除後はクリップを使用して傷を縫縮し出血の予防を図ります。このクリップは、後日自然に脱落します。

内視鏡的ポリープ切除術の手順 内視鏡的ポリープ切除術の実際の写真