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〈血管外科〉黒瀬公啓 医師

ドクターズ・インタビュー〈血管外科〉黒瀬公啓 医師

患者さんのQOL向上や、病状の後ろに隠れた「本当の原因」までトータル的な診療を行う「最後の砦」でありたい。

下肢静脈瘤は患者様の生活の質も考え、治療することが重要

血管外科を専門とする医師にとって、下肢静脈瘤は「基本的手技」を最初に学ぶ疾患であり、丁寧に基本手技を繰り返して治療する疾患です。下肢静脈瘤の治療は単に「静脈瘤を切除すれば良い」のではなく、「いかにきれいに治すか」「いかに自覚症状を改善させるか」「いかに再発を少なくするか」が重要であり、病気の原因を深く理解していなければ患者さんに最善の治療を提供することはできません。

関西エリアではまだ少ない末梢血管外科の専門施設

2011年に下肢静脈瘤の治療法として保険適応となった「レーザー治療」があります。当時のレーザー治療機器は、治療成績は良かったですが、治療後の痛みや内出血などの課題がありました。その後新しい機器が開発され、治療後の痛みや内出血は随分少なくなりました。
しかし、この機器を使って治療を行っている医療機関はまだ少なく、兵庫区では当院だけです。レーザー治療機器を使用するためには医師の資格取得が必要なだけでなく、医療機関自体も施設認定が必要であり、新たに導入するにはまだまだハードルが高い治療法です。
関西には末梢血管外科を専門としている医師・施設は少なく、実績や経験を積んだ末梢血管外科医が下肢静脈瘤を専門に診療している施設は決して多くありません。

20年以上の経験を活かした専門的な下肢静脈瘤治療の提供

当院では、末梢血管外科の経験を積んだ私が中心となり、専門的かつ統合的な医療をご提供いたします。「何か悪いところがあるからそこを治療する」というのも一つの考え方ですが、病気の原因をしっかり診断することで、患者さんへの負担を減らし、効率よく満足していただける治療を行うことができます。病気の後ろ側に隠れているものもあり、病気を理解せず治療することは患者さんに満足していただけないだけでなく、かえって患者さんにとってマイナスに働くこともあります。治療方針を決めることから治療後のケアまでトータルに最善の医療を提供するには、やはり豊富な経験が必要です。
実際に、他院で直らなかった患者さんや、他院で「うちでは治せない」と判断され当院へ紹介される患者さんもいらっしゃいます。 これまでの経験を活かし、このような患者さんの「最後の砦」となって診療を行い、患者さんにとって最善の治療を提供するのが、医師としての私のモットーです。

医師プロフィール

黒瀬 公啓 (Kimihiro Kurose)

血管外科

末梢血管外科を専門としておりますが、当院では下肢静脈瘤に特化した診療を行っております。
下肢静脈瘤は見た目が悪くなるだけでなく、様々な症状を伴うことも多く生活の質を落とす原因となります。
歩くことは全身の健康維持のためにも重要です。
当院では、日帰り手術はもちろん、入院での手術も対応しており、持病をお持ちの方でも安心して治療を受けていただくことができる体制を整えております。

治療するという選択も、何もしないという選択も、何も知らずに不安に感じながら決めるよりも、しっかりと現状を把握された上で決めることができれば、不安に思われる事も少なくなります。


ドクターズ・インタビュー

専門・得意分野 末梢血管外科(下肢静脈瘤)
資格・免許 外科学会専門医
心臓血管外科専門医
脈管学会専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
日本血管外科学会認定血管内治療医
胸部ステントグラフト実施医
腹部ステントグラフト指導医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医

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