民間病院としておよそ110年にわたり、地域に根差した病院として、急性期医療、健康管理(人間ドック)を中心に安心できる治療を提供してきました。最近は救急センター、循環器病センター、消化器センター・HCUなど、医療体系を再構築、充実させています。医療は常に患者さまの権利の上に成り立っています。医師である前に人として患者さまに接することが求められます。また医療はある面から見ればアートであり、センスも求められます。いかに速く正確に病状を判断する能力、適格な治療に結び付けることができるか、それらの基盤は初期研修で養われます。無駄のない初期研修期間であるかが、今後を左右することになります。2024年より初期研修プログラムを一新し、必須研修を担保しつつ、グローバルな医療を目指す総合医育成、各科専門性を早期より求める研修医のニーズに沿ったフレキシブルなプログラムにより、無駄のない有意義な臨床研修期間を提供させていただきます。
当科は2022年4月に立ち上がりました。当科の特徴として、軽症〜重症まで対応する救急診療、他科のサポートを含めて全身管理・臓器別マネージメントを行う病棟診療、HCUにおける集中治療、感染症診療、また人工透析管理に至るまで、幅広い領域を網羅する診療体制を敷いています。また当科所属の医師の多くは、初期・後期研修医教育に携わってきた経歴を有しており、豊富な臨床経験とエビデンスに基づいたアカデミックな教育を提供します。研修医の先生方が主治医に近い立場で責任感と主体性を持って診療が行えるよう、研修修了まで我々が責任を持ってサポートいたします。将来的に総合診療の道を考えている方だけでなく、初期研修中に全身管理の基礎を身に付けた上で専門へ進みたいと考えている方にとっても、間違いなく有意義な研修になると考えています。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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1年次 | 内科* | 救急 | 外科 | 麻酔科 | 産婦人科 | 小児科 | 救急 | |||||
内科必須 | 救急必須 | 必須 | ||||||||||
2年次 |
地域 医療 |
精神 神経科 |
自由選択 | |||||||||
地域必須 | 精神必須 |
*初期臨床研修中は、2年間を通じ救急総合診療科に所属し内科系症例を主治医として経験
→希望に応じて各専門内科の症例経験、各専門内科ローテーションを調整
将来を担う医療人としてマインドセット確立
医師としての基礎の修得
総合内科 | common disease含めた入院管理 |
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糖尿病、リウマチ内科 | 糖尿病教育入院や各種膠原病 |
消化器内科 | 内視鏡センターでの業務および、消化器疾患 |
循環器内科 | 狭心症、心筋梗塞など緊急カテーテル処置、心不全管理など |
地域医療の特性および地域包括ケアの概念と枠組みを理解し、患者が営む生活や居住地域での特性に根ざした医療について理解し、実践する。
診療科 | 医師数 | 指導医数 |
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総合内科 | 5 | 1 |
糖尿病・リウマチ内科 | 4 | 3 |
消化器内科 | 6 | 3 |
循環器内科 | 3 | 3 |
救急総合診療科 | 5 | 3 |
外科 | 5 | 4 |
整形外科 | 2 | 1 |
診療科 | 医師数 | 指導医数 |
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泌尿器科 | 2 | |
婦人科 | 1 | |
眼科 | 1 | |
耳鼻咽喉科 | 3 | |
小児科 | 1 | |
精神科 | 1 | |
麻酔科 | 3 | 1 |
MRI
アンギオ(血管造影)装置
RI
CT
マンモグラフィ
骨塩定量装置(DEXA法)
1年目 |
2年目 |
3年目 |
4年目 |
5年目 |
6年目 |
7年目 |
8年目 |
9年目 |
初期研修1年 |
初期研修2年 |
神戸百年記念病院 内科基幹プログラム |
各サブスペ専門医 プログラム |
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神戸百年記念病院 総合診療基幹プログラム |
病院総合診療 プログラム(Hospitalist) |
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