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Neurosurgery

脳神経外科

治療の選択肢が広がる脳血管治療

2026 年 4 月から脳神経外科を開設し、脳卒中や脳血管疾患に対応する診療体制を整えています。患者さんに寄り添い、丁寧な説明を大切にしながら、一人ひとりの病状に応じた治療をご提案し、地域で安心して相談できる脳神経外科を目指しています。

脳神経外科の特長

脳動脈瘤治療の選択肢を広げる脳血管治療

脳卒中や脳動脈瘤などの脳血管疾患に対し、開頭手術とカテーテルによる血管内治療の双方に対応しています。脳神経外科専門医、脳卒中専門医、脳血管内治療指導医である吉田医師を中心に、脳卒中診療と脳血管治療に力を入れており、病状や動脈瘤の形状、発生部位などを踏まえながら、一人ひとりに適した治療方法をご提案します。コイル塞栓術に加え、フローダイバーターやW-EBデバイス(瘤内留置型デバイス)による高度な脳血管内治療を提供できることが、当科の大きな特長です。

高度脳血管内治療について

脳動脈瘤に対する血管内治療は、これまでコイル塞栓術が中心でしたが、動脈瘤の形や大きさ、できた場所によっては対応が難しい場合もありました。近年は、こうした症例に対する新たな選択肢として、フローダイバーターやW-EBデバイス(瘤内留置型デバイス)といった治療法も用いられています。

コイル塞栓術(従来の血管内治療)

コイル塞栓術は、足の付け根などから細いカテーテルを血管内に進め、動脈瘤の中にコイルを入れることで、瘤内への血流を抑え、破裂の予防を図る治療です。開頭を行わず、血管の内側から治療を行う方法として、脳動脈瘤に対する血管内治療の基本となってきました。一方で、動脈瘤の大きさや形、入口の広さ、できた場所によっては、コイル塞栓術だけでは対応が難しい場合もありました。

フローダイバーター(FD)治療

フローダイバーターは、動脈瘤の中を直接埋めるのではなく、血液の流れを調整しながら治療する血管内治療です。動脈瘤のある血管に高密度のステントを留置し、瘤の中へ流れ込む血液を減らすことで、瘤の内部が自然に固まり、あわせて血管の壁がなめらかに整っていくことを目指します。

[長所と短所]

フローダイバーターの長所は、これまで治療法の選択が難しかった大型動脈瘤や広頚部動脈瘤にも対応できる可能性があることです。動脈瘤の中を直接治療するのではなく、血液の流れ方に働きかけながら血管の状態を整えていく点も特徴です。一方で、治療効果が現れるまでには時間を要するため、経過を見ながら慎重に評価していく必要があります。また、抗血小板薬の管理が欠かせず、治療後も継続した経過観察が大切です。

W-EBデバイス(瘤内留置型デバイス)

W-EBデバイスは、脳動脈瘤の中に留置して治療を行う瘤内留置型デバイスです。カテーテルを用いて動脈瘤内に展開し、動脈瘤の入口付近で血液の流れを受け止めることで、瘤の中へ流れ込む血流を抑え、内部の血栓化を促します。

[長所と短所]

W-EBデバイスの長所は、分岐部にできた入口の広い脳動脈瘤に対して、治療の可能性を広げられることです。症例によっては、フローダイバーターでは慎重な判断が必要となる動脈瘤でも、選択肢の一つとなる場合があります。また、動脈瘤の内部で治療を完結できることも特徴です。一方で、すべての動脈瘤に用いられるわけではなく、形や大きさ、できた場所を踏まえた丁寧な見極めが必要です。治療後も、画像検査で状態を確認しながら経過をみていくことが重要です。

当院は「フローダイバーター」「W-EBデバイス」の認定施設です。

フローダイバーター治療やW-EBデバイス治療は、手技そのものだけでなく、術後管理を含めて高度な専門性が求められる治療です。そのため、十分な設備と治療体制を備え、定められた基準を満たした施設で実施されます。当院はこれらの治療に対応する認定施設として、動脈瘤の部位や形、大きさ、全身状態などを総合的に評価し、適切な治療選択に努めています。

診療方針

当科では、患者さん一人ひとりの病状や生活背景を踏まえながら、納得して治療を受けていただける医療を大切にしています。丁寧な説明を心がけ、治療の選択肢やそれぞれの特徴を分かりやすくお伝えしたうえで、患者さんやご家族とともに治療方針を考えていきます。
また、地域医療機関との連携を大切にし、必要に応じて高次医療機関とも協力しながら診療を行ってまいります。

対象とする疾患と治療

脳血管疾患
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
未破裂脳動脈瘤、頸動脈狭窄症、頭蓋内血管狭窄、もやもや病、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻 など
主な治療
  • 脳血管内治療(カテーテル治療)
    脳動脈瘤コイル塞栓術/フローダイバーター/W-EBデバイス/頸動脈ステント留置術
  • 外科的治療
    脳動脈瘤クリッピング術/脳出血血腫除去術/STA-MCAバイパス術
脳腫瘍
脳腫瘍(良性・悪性)
主な治療 脳腫瘍摘出術 など
その他疾患
てんかん/水頭症 ほか
主な治療 水頭症シャント術、慢性硬膜下血腫穿頭洗浄術 など

脳卒中について

脳卒中とは

脳卒中とは、脳の血管に障害が起こることで、脳の働きに急な異常をきたす病気の総称です。
血管が詰まって脳に十分な血液が届かなくなる「脳梗塞」と、血管が破れて脳の中や脳の表面に出血が起こる「脳出血」「くも膜下出血」に分けられます。
脳梗塞はさらに、脳の細い血管が詰まるラクナ梗塞、動脈硬化によって狭くなった血管に血栓ができるアテローム血栓性脳梗塞、心臓でできた血栓が脳の血管に流れて詰まる心原性脳塞栓症などに分類され、原因によって治療や再発予防の考え方も異なります。
脳卒中は多くの場合、前触れなく突然起こるため、病型を早く見極めて適切な治療につなげることが重要です。高血圧や糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙などは発症リスクとされており、日頃の管理や予防も大切です。

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当院の脳卒中治療

脳卒中は、血管が詰まるのか、破れるのか、またどの部位に異常が起きているのかによって、治療の考え方が異なります。当院では、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など幅広い脳卒中を診療し、画像検査や全身状態の評価を踏まえながら、病態に応じた治療方針を検討しています。さらに、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、フローダイバーター、W-EBデバイスなどの高度な脳血管内治療も行っています。

高度脳血管内治療

このような方はご相談ください

脳卒中は、早期発見・早期治療が重要です。症状が短時間でおさまった場合でも、自己判断せず、早めにご相談ください。また、症状がない場合でも、脳の病気の早期発見を目的に、脳ドック(自費診療)を受けていただけます。

気になる症状がある方

  • 片側の手足がしびれる、力が入りにくい
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 顔の片側がゆがむ
  • 突然の強い頭痛

ご心配のある方

  • ご家族にくも膜下出血や脳動脈瘤の方がいる
  • 心臓のステント治療もしくは冠動脈狭窄の指摘を受けている

休診代診

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4/15
(水)
脳神経外科 全日 休診 吉田 真一郎

担当医表

脳神経外科

急遽、担当医が変わる場合がございますのでご了承ください。

女性医師
午前午後
午前午後

診療なし

診療なし

当院は 神戸市の2次救急輪番病院 に参画しています。 救急患者様は日曜・祝日も24時間受け付けております。

24時間365日 地域救急医療の中核病院として、緊急な治療が必要な患者さまに対応するための受け入れ体制を構築しています。

夜間・休日の救急外来

夜間・休日診療のご案内

外来担当医師

脳神経外科部長
吉田 真一郎 (SHINICHIROU YOSHIDA)

脳神経外科

専門・得意分野 脳神経外科
略歴 2015年 兵庫医科大学医学部 卒業
2015年 兵庫医科大学病院 初期研修医
2017年 榮昌会吉田病院附属脳血管研究所
2018年 兵庫医科大学 脳神経外科学講座
2019年 三田市民病院
2020年 光川会福岡脳神経外科病院
2024年 回生会宝塚病院
2026年 神戸百年記念病院
資格・免許 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳血管内治療学会 脳血管内治療専門医
日本脳血管内治療学会 脳血管内治療指導医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
FRED 留置認定医
W-EB 留置実施医
Pipeline 留置実施医
ONYX・NBCA 投与認定医

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