当院は100年以上の歴史ある急性期病院で地域になくてはならない病院を目指し、患者さまとのふれあいを大切に医療を提供しています。
薬剤部は病棟業務、外来業務、中央業務の中で、患者様のQOL向上を目指し、最高の急性期治療のために最高の薬物療法の支援をしています。若手スタッフが多く在籍していますが、日々切磋琢磨しすべての人に信頼される薬剤師を目指しています。多部署との関わりは強く、ICT、NST、救急、緩和ケアなどすべての業務で存在価値を提供できる環境です。チーム医療や委員会では発言力のある薬剤師を育成するよう臨床経験や認定取得、学会発表に力を入れています。
患者さまひとりひとりの人生において医療のスタートである急性期のステージに関わって私たちと一緒に薬剤師の真価を発揮していきましょう。
薬剤部長 金子 恭平
| 責任者 | 薬剤部長 金子 恭平 |
|---|---|
| 職員 |
常勤薬剤師:12名 パート薬剤師:2名 助手:3名 |
| 専門・認定薬剤師 | NST専門療法士、外来がん治療専門薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師 |
| 実績 |
薬剤管理指導件数(2025年4月~9月度実績) 平均524.7件/月 退院時薬剤情報管理指導件数(2025年4月~9月度実績) 平均144.3件/月 院外処方箋発行率(2025年4月~9月現在) 約96.4% 院内採用品目数(2025年9月現在) 内服 約150品目 注射 約340品目 後発医薬品使用率(2025年4月~9月現在) 平均96% |
| 出身大学 | 神戸薬科大学、神戸学院大学、武庫川女子大学、兵庫医科大学、徳島大学、京都薬科大学、日本薬科大学、明治薬科大学(順不同) |
(2025年11月現在)
当院薬剤部は薬剤部長から中央部門、病棟部門に分かれています。中央部門には調剤部門、医薬品情報部門、医薬品管理部門があります。病棟部門は各病棟担当制で急性期、慢性期の対応をしています。
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主に医師の処方箋に基づいて、入院患者さんや夜間救急患者さんのお薬を調剤しています。入院患者さんでは、中央担当薬剤師が、用法・用量、相互作用や重複薬の有無などを確認し、必要に応じて医師に問い合わせを行った上で調剤しています。夜間救急患者さんでは、主に重複薬、アレルギー歴や副作用歴の確認を行った上で調剤しています。 また、病棟担当薬剤師と連携し、一包化調剤で飲み間違いや飲み忘れを防ぐ工夫を行い、個々の患者さんに合わせた工夫を行っています。一包化調剤は、最新の自動分包機やシステムを導入し、効率良く、安全な調剤が行えるよう工夫をしています。
入院患者さんおよび外来患者さんの注射薬の調剤を行っています。投与量、投与速度、投与経路、投与間隔、配合変化などを確認し、一施用毎に準備し、病棟や外来へ払い出しをしています。
また、抗悪性腫瘍薬は暴露防止対策の観点から、薬剤部が無菌的に調製をしています。その際に、ガウン、グローブ、マスク、保護キャップ等を着用し、安全キャビネットという特殊な機材を用い、細心の注意を払って準備しています。
薬剤師をはじめ、医師、看護師からの薬剤に関する問い合わせに対応し、情報の提供を行っています。「お知らせ」や「DIニュース」を作成し、院内全体に周知しています。その他にも、製薬会社や医薬品卸等から医薬品に関する情報収集を行っています。また、電子カルテのマスター対応、院外処方箋や保険薬局との連携対応も行っています。
薬剤部所属の事務員を中心に最新のシステムで使用する医薬品の発注、納品、在庫管理を行っています。
各病棟に薬剤師を配置し、入院中の患者さんの薬歴管理・薬効・副作用・相互作用のモニタリング、持参薬等の薬剤管理を行っています。また、医師、看護師などの他職種と情報共有やカンファレンスの参加等行いながら、チーム医療の中心となって活動し、患者さんに適切な薬物治療ができるよう努めています。
その他にも、タスクシフト・シェアの一環で院内規定に基づき持参薬指示や定期処方の入力、持参薬がなくなる際の院内処方への切り替えなどの処方支援業務を行っています。
8:30~8:40
朝礼、今日のスケジュールや連絡事項の共有を行います
8:40~12:00
各業務に分かれて業務開始
〈調剤業務〉調剤・監査・TPN混注など
〈化学療法業務〉ミキシング、服薬指導
〈病棟業務〉持参薬鑑別、服薬指導など
12:00〜13:00
昼食(薬剤部の隣の喫茶スペースで近隣のパン屋・飲食店より出張販売があります!)
13:00~16:30
午前業務の続き、チーム医療のラウンドに参加(NST・褥瘡・AST・緩和ケアチームなど)
16:30〜17:30
委員会会議に参加、発注業務
17:30
業務終了、当直者へ引き継ぎ
入社後は先輩の指導の下、調剤経験を積みながら、薬剤の知識や病院の動きを学んでもらいます。その後は、先輩と同伴で病棟業務を行い、チーム医療の中心を担える薬剤師になれるような教育システムを準備しています。
基礎からアドバンス、そして臨床管理まで幅広く学んでもらえるような環境を提供しています。1年目~2年目のベーシック期間については先輩から薬剤師を担う上で、処方の基本的な考え方を中心に教育していきます。3年目~6年目のアドバンス期間では、特に臨床の現場から学んだことを学会発表し、また同時に資格取得を目指す期間です。学会発表や資格取得に関しては先輩が手厚いサポートをしてくれます。7年目~9年目のマスター機関では主に現場を指揮する臨床管理業務を担ってもらいます。もちろん、一人ではなく、先輩のサポートの上で行い、管理職の知識を養ってもらい、薬剤部の中心的な役割を担ってもらいます。
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医療法人社団 顕鐘会 神戸百年記念病院薬剤部
2025年4月
MONITAROを利用した情報提供について
当院は2025年4月より、訪問管理システム「MONITARO」を導入しています。
情報提供、アポイント申請、訪問予定の事前入力、入退館記録などはMONITAROを通して行ってください。
MONITARO設置場所:本館2階薬剤部入口、管理棟2階医局事務室
以下の情報提供については、郵送もしくはMONITARO添付で送信してください。
尚、急を要する内容…緊急安全性情報(イエローレター)、安全性速報(ブルーレター)、医薬品の欠品、回収等は、薬剤部まで電話でご連絡ください。(または直接お越しください)
※面会での案内提供希望の場合は原則MONITAROよりアポイント申請を行ってください。
※ただし医師らと個別でアポイントを取っている場合は申請不要です。QRより入退館記録だけお願いいたします。
院内での宣伝活動について
宣伝活動は、許可が出るまでは不可とします。
当院未採用薬で新規に宣伝許可を受けたい製品がある場合は、医療用医薬品プロモーションコードと共に、以下を遵守してください。
<宣伝活動許可>
製造販売承認取得後、発売前の情報提供先は、薬剤部(薬剤部長またはDI担当者)に限ります。原則、医師へ発売前に宣伝することは許可しておりません。
下記の手順により宣伝許可を得たうえで、発売後から行ってください。ただし、医師・医療従事者側から発売前に情報提供依頼があった場合は、対応後にその内容・情報提供先をMONITAROにて薬剤部長に報告してください。
① 「医薬品情報案内書(宣伝許可申請)」を詳細に記載し(注:記載内容が簡潔すぎる場合は、再提出を依頼する場合がございます)、MONITARO添付で薬剤部長(またはDI担当者)宛てに送信し、面談(ヒアリング、原則Web)のアポイントを申請してください。
(書類提出、薬剤部ヒアリングのアポイント申請は、薬価収載前や発売前でも可です)
② 面談(ヒアリング)時に、宣伝の許可・不許可を伝えます。
③ 発売後から宣伝を開始してください。
※ 後発品、剤形追加、配合剤などに関しては、各社製品の薬学的な比較検討が必要であるため、薬剤部のみに情報提供することとし、医師への宣伝はご遠慮ください。(バイオシミラーは新薬と同様、上記①~③の手続きをとってください)