重要なお知らせ

令和3年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

皆様には、爽やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

昨年は年初よりコロナ禍が全世界を覆い尽くし、社会にとって大変な一年となってしまいました。年を越した今なお、その戦いは続いています。当院では、いち早く特別感染対策チームを立ち上げ、隔離室の設置、自院での遺伝子検査の導入など、徹底した感染症対策を講じて、安心安全な医療提供に努めて参りました。また、たくさんの方々から応援メッセージ、支援物資のご提供を頂きました。改めて心から御礼申し上げます。お陰様で当院はその機能を低下させることなく、救急受け入れ件数は過去最多を記録するなど、医療活動の提供を維持することができました。

本年は、引き続き万全の感染症対策を講じつつ、さらに機能の高度化を促進し、センター化を促進してまいります。診療部門では、従来の「救急センター」、「消化器センター」、「内視鏡センター」、「認知症疾患医療センター」のさらなる充実を図るとともに、新たに「循環器病センター」が開設され、心臓カテーテル検査、治療が始まります。

“センター”とは、ある病気に関わる複数の診療科、看護、検査など多くの部署が協力して、一つのチームとして高度な医療を提供するものです。これにより診断から治療まで、スムーズに、一貫した質の高い医療を提供する事が実現可能になります。また支援部門では「地域医療総合支援センター」が、受診から退院、在宅に至るまで、医療・介護・予防・生活支援の各機関とも緊密な連携を取り、患者さま、ご家族が安心して住み慣れた地域で過ごしていただけるよう、総合的な支援をしてまいります。

神戸百年記念病院は24時間365日、信頼され満足される高度な医療をご提供し、“地域になくてはならない病院”として、皆さまがいつも笑顔で健やかにお過ごしになられますよう、職員一同、一丸となって努力を続けてまいります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

神戸百年記念病院 理事長
田中 岳史