
高度脳血管治療に対応する脳神経外科を新設
このたび4月1日より着任いたしました、脳神経外科の吉田真一郎です。大学医局に入局後、関連病院で研鑽を積み、急性期病院では救急対応を含む多くの手術に携わってきました。その後、年間1,000例程度の手術を行う専門病院にて、脳卒中および脳血管内治療を中心に専門性を深めてきました。
こうした経験を通して、医療技術の向上だけでなく、地域に選ばれ続ける医療機関であるための責任や、医療体制づくりの重要性についても学びました。医療は患者さんとご家族を支えるものであり、そのための医療体制を整えることも大切だと感じています。

医師としての原点と大切にしている想い
私が医師を志したきっかけの一つは、もともと絵を描くことが好きで、手塚治虫の作品に登場する「ブラックジャック」の人を救うことへの熱意に影響を受けたことでした。さらに、高校生の頃に家族の病気を経験したことで、患者さんだけでなく、そのご家族も含めて向き合う医師でありたいと思うようになりました。
診療において何より大切にしているのは、患者さんに寄り添い、ともに病気と向き合う姿勢です。丁寧な説明を心がけ、治療の選択肢を分かりやすくお伝えしながら、十分にご理解・ご納得いただける医療を提供したいと考えています。

治療の選択肢が広がる脳血管治療
当科では、まず地域で求められる脳卒中(脳梗塞・脳出血)診療を軸に体制を整えてまいります。私は脳神経外科専門医、脳卒中専門医、脳血管内治療指導医の資格を有し、開頭手術とカテーテル治療の双方に対応しています。脳動脈瘤治療においては、コイル塞栓術に加え、認定を受けた医師のみが施行できる「フローダイバーター」や「W-EBデバイス(瘤内留置型デバイス)」といった高度な血管内治療にも対応しています。
これらの治療は、動脈瘤そのものへの負担を抑えながら治療できる方法であり、手術時間の短縮や身体への負担が少ない治療法(低侵襲治療)の一つです。これまで開頭手術が必要とされていた症例においても、状態によってはカテーテル治療という選択肢をご提示できることが大きな特長です。このような高度な血管内治療に積極的に対応できることも、当科の強みの一つです。
しかし、治療法を一つに限定するのではなく、それぞれの特性を踏まえながら最適な方法をともに考えていくことが私の役割です。患者さんとご家族にとって安心できる脳神経外科を目指し、スタッフとともに誠実に診療に取り組んでまいります。どうぞ安心してご相談ください。
医師プロフィール
脳神経外科部長
吉田 真一郎 (SHINICHIROU YOSHIDA)
脳神経外科
| 専門・得意分野 |
脳神経外科 |
| 略歴 |
2015年 兵庫医科大学医学部 卒業
2015年 兵庫医科大学病院 初期研修医
2017年 榮昌会吉田病院附属脳血管研究所
2018年 兵庫医科大学 脳神経外科学講座
2019年 三田市民病院
2020年 光川会福岡脳神経外科病院
2024年 回生会宝塚病院
2026年 神戸百年記念病院 |
| 資格・免許 |
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳血管内治療学会 脳血管内治療専門医
日本脳血管内治療学会 脳血管内治療指導医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
FRED 留置認定医
W-EB 留置実施医
Pipeline 留置実施医
ONYX・NBCA 投与認定医 |
ドクターズ・インタビュー のページ一覧